Coucou ! ほたです。
「なるほど~」と思える少し意外なフランス語と日本語(英語)の違い、面白い単語、珍しい表現をピックアップし紹介していくコーナー第4回目です。過去にXでポストしたものや新たな発見等々。
前回はこちら↓
弱みを握っている
Je sais où sont les cadavres.
cadavre は「死体」。直訳は「死体がどこにあるか知っている」
そんな重大な秘密を知っていることが「弱みを握っている」ということになるのです。少し驚く過激表現。…もちろん比喩ですよ!
ドラマ『ルパン』シリーズで悪どいペリグリニの夫人も言っていたセリフ。
「教科書っぽい」フランス語
教科書っぽい表現の紹介ではありません。「間違ってはいないんだけど教科書のような自然さに欠けるフランス語」のことを何というか?
話されているフランス語が français parlé なら、教科書のようなフランス語は français scolaire です。ネイティブライクな自然なフランス語の逆ですね。
scolaire は「学校の」を表す形容詞。
私はまだ先生に Votre français est encore scolaire. と言われるので要修行です。
~酔い
ことごとく乗り物に酔う私には大事な表現なのですが、この間並べてみて面白いなと思いました。なぜかと言うと、
avoir le mal de la route
route は「道路」→車酔い
avoir le mal de l’air
air は「空中」→飛行機酔い
avoir le mal de mer
mer は「海」→船酔い
お分かりのように日本語では乗り物に酔うという考え方なのに、フランス語はそれが走る場所に酔うという考え方。
車に酔ったと言うなら J’ai le mal de la route.
なぜ mer にだけ冠詞が無いのかは…分かりません。
マジで神!
今風な最上級の誉め言葉をフランス語で。
C’est divin !
divin は「神の」という形容詞。
説明するのも野暮な気がするけど、「マジ神」は神様というあらゆる生物の頂点である存在なほどこの上なく素晴らしいってこと。神様級です。
「神がかってる」とも訳せます。
大阪は食べ物が美味しい
「〇〇(都市)は食べ物が美味しい」とよく言いますよね。
Il y a ~ としたり食べ物を主語にしてもいいんだけど、性数一致を考えたりせずとも最高に言いやすい言い方があるじゃないかということに最近気付きました…!(今更?)
大阪は食べ物が美味しい。
On mange bien à Osaka.
à の後の場所を変えるだけ!こんな基礎単語だけで言えるなんて便利すぎる。
terrible の否定は「良い」?
フランス人が言う C’est pas terrible.
terrible は「ものすごい、最悪、素晴らしい」という激しさのある形容詞。これが否定形になると…?
例えば C’est pas mal ! は「いいね!」だし C’est vraiment pas mauvais ! は「美味しい」だし
フランス語ってポジティブを表現するのにあえて否定で言う傾向にありますが、その流れで「良い!」と訳すと若干ニュアンスに違いが出ます。
近いのは「パッとしない、たいしたことない」です。
私は以前なかなかしっくりきませんでした。皆さん褒められたと喜ばないでくださいね!(笑)
似た表現には C’est pas extraordinaire. もあります。
ではまた次回のまとめ記事で!
A bientôt !
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