【迷わない冠詞の省略】なぜフランス語で職業を言う時は無冠詞になる?

づランス語の冠詞 文法

Coucou ! ほたです。

フランス語で「私は先生です」と職業を言う時、Je suis professeur.と言います。

でも英語では I am a teacher. と冠詞の a をつけるのに、何故フランス語は冠詞をつけないのだろうと思いませんか。私は今でもたまに迷ってしまいます。

今日はなんとなくそういうものとしてほったらかしてきたこの疑問、職業を言う時に名詞に冠詞がつかない理由を分かりやすくまとめました。

 

無冠詞になる時のルール

まず大原則を確認しておきます。

・名詞には冠詞がいる
・形容詞には冠詞がいらない

次に名詞と形容詞はどういう時に使われるのかも確認します。

・主語そのもののことか?【qui ?】→ 名詞
・主語の性質のことか?【comment ?】→ 形容詞

そしてここからがポイント。

A(主語)= B (属詞)のような使い方がされる時には、名詞でも冠詞が省略される

※属詞とは・・・フランス語特有の文法用語で、「付属する性質を表す言葉」という意味です。基本的には形容詞です。

引用:北鎌フランス語講座

これを踏まえていくつか次で例文を見ていきます。

 

冠詞をつける/つけない例文

私は日本人です。

Je suis japonais.

japonais は形容詞なので冠詞なし。

私は【comment】?→ 「日本に生まれ日本の文化を持っている」人

 

私は女です。

Je suis une femme.

femme は名詞なので冠詞がいる。

私は【qui】?→ 「女」である

 

私は教師です。

Je suis professeur.

professeur は名詞なのに冠詞がない!つまりこの名詞は「形容詞的に」使われています。

私は【comment】?→ 「教師と言う職に属する」人

 

私はよく運動をします。

Je suis sportif.

sportif は形容詞なので冠詞なし。

私は【comment】?→ 「スポーツをよくする」人

 

私はプロのアスリートです。

Je suis un sportif professionnel.

sportif は名詞なので冠詞がいる。意味的には③と同じ職業の話だけど、professionnel という限定する形容詞が名詞につくと冠詞が必要になります。

他の例:

私は作家です。
Je suis écrivain.

私は「大」作家です。
Je suis un grand écrivain.

「大」作家になりたい。
Je veux devenir un grand écrivain.

形容詞 + 名詞になると冠詞が現れました。

 

まとめ

・基本的に名詞には冠詞がいる

・名詞が形容詞のように働く(主語の属詞になる)時は冠詞がいらない

・形容詞 + 名詞 になると冠詞が現れる

 

この流れだとまだやっぱり若干、私としては職業というのは「私の在り方=形容詞」より「私は何者か=名詞」に近いのではと感じ質問をぶつけたのですが、結局そこは「例外です」というオチでした。

本来名詞に必要なはずの冠詞をつけていないのですから、確かに「例外」ですかね。

 


冠詞の問題は奥が深いのでもっと深く理解しなくてはといつも思いながら、そのままになってしまっています。とにかく一つずつ、基本からクリアに!

A bientôt !

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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