Coucou ! ほたです。
「なるほど~」と思える少し意外なフランス語と日本語(英語)の違い、面白い単語、珍しい表現をピックアップし紹介していくコーナー第6回目です。過去にXでポストしたものや新たな発見等々。
前回はこちら↓
以心伝心(茶目っ気ver)
Les grands esprits se rencontrent.
直訳すると「賢者の考えは一致するものである」。言いたいことは「以心伝心だね」。でもとてもお茶目な言い方です。自分で自分を賢者にカウントしているとこが面白ポイントらしいです。
「私たちみたいに賢いと同じこと考えるんだねっ」とか「頭いい者同士気が合うねっ」みたいなニュアンスでしょうか。
考えが一致した時フランス人にこれを言えば、和むこと間違いなしです!
笑い上戸に泣き上戸
お酒を飲んで陽気になる人と悲観的になる人がいます。そのお酒の酔い方を日本語で「笑い上戸・泣き上戸」と言いますが、フランスにも勿論それを表す言葉があります。それが、
J’ai le vin gai / triste.
le saké(酒)ではなくフランスらしく le vin(ワイン)ですよ。
ちなみにどれくらいフランス人がワイン好きかというと、Jamais il n’y a pas de vin même lors d’un pique-nique.「ピクニックの時さえワインは必ずある」と以前なにかの Podcast で言っていたくらいです。
装甲化された私
装甲車のように防御用の装甲をほどこすという動詞 blinder には、口語で「(人)を鍛える」という意味があります。会話では形容詞的に使えます。
鍛えられて強くなった。
Je suis blindé maintenant.
この表現を見た時、鎧をまとった自分の姿が浮かびました(聖闘士星矢的な)
皆さんも何か乗り越えて一皮むけたなって時に使ってみて下さい。
子供のクイズに挑戦
よく聞いてる子供向け Podcast があって、そこに子供たちが自分の考えたギャグを投稿するコーナーがあるんです。
子供向けとはいえ掛け言葉が多く私は理解するまでけっこう頭を使うコーナーなのですが、可愛くてメモしてたものを2つおすそ分けします。ひねりがきいてます!
【クイズ①】Que dit un oiseau quand il a faim ?(鳥はお腹が空いたら何て言う?)
【答え】Est-ce que je peux avoir un biscuit cuit ?(焼いたクッキーもらえますか?)
【解説】biscuit cuit [ビスキュイ キュイ]の音と鳥のピーピー言う鳴き声cui-cui [キュイキュイ]をかけてる。
【クイズ②】Quel est le livre que préfèrent les kangourous ?(カンガルーが好きな本は?)
【答え】Les livres de poche.(文庫本)
【解説】poche の部分でポケットブック(文庫本)と カンガルーのポケットをかけてる。
年中必須のセリフ
「休み明けしんどいな~」「明日から仕事イヤだ~」
年始の仕事始め、ゴールデンウイーク明け、なんなら日曜日の夜、月曜日の朝…とほぼ一年中口にしてるセリフ。意外といつもポンっと出てこなかったんです。
多分日本人の心情的に Je ne veux pas で始めたり、recommencer とかいう動詞を使いたくなるんじゃないかなって。
しかしよーく聞いてるとフランス人はこれ一択かもというのがありました。
C’est dur la reprise.
la reprise でごちゃごちゃ言わずとも分かっちゃうんですね。労働者にとって、短く便利な必須フレーズです。
お手上げ~!
動物関連の表現が多いから一つの記事にしようか迷いつつ、ひとまず一つ書き留めておきます。
Je donne ma langue au chat. お手上げ!
私の舌を猫にあげるって何なんだ(笑)
でも丁度上(↑)の子供のダジャレクイズのようなシチュエーションで、答えが全く分からない時に普通に使います。略して Langue au chat ! と言ったりもします。
ちなみに langue de chat(ラングドシャ・猫の舌)はフランスの伝統的なサクサククッキーです。これは簡単で美味しいからそのうちレシピブログに書きますね。
ではまた次回のまとめ記事で!
A bientôt !
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