仏検1級取ったらフランス語ぺらぺら?【現在と目標】

思うこと

Coucou ! ほたです。

また長い間すっかりブログを忘れていました。私は相変わらず元気に語学やってます。

さて、最初にタイトルの答えを言います。

 

なってません!

 

あんなに命を削って勉強したのにね… でもフランス語が好きなので諦めません。

今日はあれから一年近く経ったので学習の進捗とかこれからの目標とか、仏検1級取得者のリアルをお伝えします。ほぼただの雑記です。

 

まず試験後、英語の比率も増えたのでフランス語に割く勉強量も減ったけど勉強の仕方がかなり変わりました。と言うのも、元々仏検1級を取得出来たら資格勉強からは一旦離れてもっと実践的なオーラルの練習に力を入れようと思っていたんです。

私の本当に望むことは資格じゃなくてフランス語をストレスなく話せるようになることなので
ゴールもアプローチも実は全然違うんですよね。

今や仏検1級という肩書きがありながらそれに見合ったオーラル能力が無いことが結構なコンプレックスです。

普通にいけば次は DALF C1を目指すべきなんだろうけど、私の場合はまたそこでガリ勉になってオーラルから離れてしまうのが分かるので当分は試験受けません(と、今は思っている)

最近は独り言、自作のフレーズを復習、ドラマシャドーイング、Podcastなどがメインです。

でも資格勉強してると「勉強している、前に進んでいる」実感がはっきりあって「合格」っていう100%明確な到達点もあってある意味心がかなり楽なんです。

それに比べて「話せるようになる」ってすごく曖昧だと思いませんか?

ある人から見れば私でも「話せて」はいるんだろうし、オンラインレッスンの先生方も一応C1レベルと判定してくれているし、でも本当に全っっっく納得してない。時には私A2レベルなんじゃ?とさえ思います。

これがとても辛い。たいした進歩もなくて出口のないトンネルみたい。なんならこれが一生続くかも…?これが語学の本髄…?

 

大学生の頃の私は仏検一級まで取れたらもうネイティブレベルに話せるものだと思っていました。

でも実際は、去年仏検合格した時に「やっとスタートラインに来た」って思いました。本当に、やっと、スタートライン。

それくらい資格と実際のオーラルは比例しなくて、正直また一からスタートみたいな気持ち。

さて、ネガティブなことを書きましたがそれでも年単位でよーく振り返ると、以前より多少は自分の言いたいことを伝えられるようになっているようです。

時系列順に箇条書きにします。

・2年前オンラインレッスンを受け始めた頃はちょっとした写真描写さえかなり辛かった。(すでにB2取ってたのに)言いたいこと何一つ言葉が出ない。

・去年は仏検に向けて色んなテーマを扱いはしたけど、日常会話的な部分は半分も言いたいことが言えず、質問したいことがあるのにそれをフランス語で聞くのさえ苦労し、授業前は緊張しすぎて何も手につかない状態だった。

・今年まで来て、今自分が悩んでることや最近聞いた面白い話、物事の詳細や感情のニュアンスが65%くらいまで伝えられるようになって、反射的に出せる相槌が増え、先生たちに一方的に教えてもらう形から普通の雑談にも近い会話が少し出来るようになった。何故自分が分からないのかちゃんと説明しながら質問できるようになった。

・気付いたら先生たちが私に合わせて話すスピードを落とさず、無意識でフランクな話し言葉も交じっている時があるようになった。

あとは心の変化として、なんとなく以前からあった土台のぐらぐら感がマシになって勉強より練習の段階に来たと自分で納得できるようになった気がします。

 

私は基本的に「オーラル上達に試験勉強は無駄」派では「ありません」。

確かに上級資格=上級オーラルではないと思います。でも仏検から10ヵ月たった今、フランス人とのチャットもスムーズに出来る、好きなPodcastを楽しめる、ドラマシャドーイングも早さは全然ついていけないけど単語自体は結構知ってる…と本当にまだ中途半端感はすごいですが、オーラル向上に必要な勉強が「やりやすい状態」になりました。例えるならブースターがかかるようになったという感じ。

この状態をどう捉えるかは人それぞれですね。

まとめると私は仏検1級頑張って本当に良かったし色んなことが少しスムーズになったけど、取っても全然自分の理想とする状態にはなれませんでした。だからこれからも愚直にフランス語を頑張ります。

あくまで、私の目標はフランス語を「話せる」ようになることです。その目標にはいつ到達できるのか分かりません。それから他にやりたいこともあって、フランス語でお菓子(和菓子)のレシピを書きたいんです。全然計画段階ですけど…とりあえず言っておくだけ。

これからもずーっと私の学習は続きます!

またブログもぼちぼち書いていきたいですが、どうなるでしょう。ここの更新は分からないけど、何かあれば是非ここでもtwitterでもお気軽に話しかけてください。

A bientôt !

コメント

  1. Hélène より:

    ほたさんの仰っていること、本当に同感です。
    仏検1級に合格されたほたさんの言葉は説得力があります。
    私も常々何のための検定試験か?と考えています。それだけが目的の、検定試験至上主義のような方の勉強方法には疑問を感じます。
    (模範解答を暗記するとか、音源のない教材を自分流に音読するとか)

    私にとって語学の勉強は、文法と発音ありきです。そして最終目標は正しい文法、正確な発音で話せるようになることです。

    あー、英語もやり直したいです。待ちに待ったハノンのイギリス英語音声がもうすぐ出るので、それを機にやり直そうかと思います。(他言語はフランス語が一段落するまで封印していた)

    AKI SHIMAZAKIさん、MITSUBA →ZAKUROと読み終わり、TONBO があともう少しで終わります。彼女の作品には日本社会への怒り、失望と共に、男性への強い不信感を感じます。小説に出てくる男性って自己を犠牲にしている自己に陶酔していますね。しかも女性の強さに比べれば圧倒的に弱い。もっとしっかり恋人、家族を守れよ!って思いますね。
    (未読本があと5冊あります。)

    リサとガスパールは今まで全然興味なかったのですがYouTube を見てから気になって、メルカリと紀伊國屋で7冊購入して今日2冊届きました。めちゃくちゃ可愛いですね😍
    (そう言えばLE PETIT NICOLASはどなたかのブログを見て読み始めたのですが、それがほたさんだということに、前にコメントを書いてから気づきました。)

    ほたさんはお若いのでまだこれからいっぱい時間があります、羨ましい。
    (私は古希までに仏検1級、英検1級、露検3級、独検2級に合格するのが夢です。)

    • ほた ほた より:

      Hélène様
      再びコメントありがとうございます。私は検定試験に邁進されている方もとても尊敬しますしやはり上級資格を持っている方を羨ましくも思います😊ただ色々スローな私の場合はあまりそれがオーラルに結びつかないみたいで😅Hélène様は文法と発音派なのですね。私はそれに気付くのに何年もかかりましたが、皆さんそれぞれ自分に合う方法がありますね◎

      AKI SHIMAZAKIさんも、多読も順調ですね。リサガスもプチ二コラも共感して頂き嬉しいです✨なんと、そんなにたくさんの語学をされているのですか!パワフルで私こそ羨ましいです。これからも是非一緒に頑張っていきましょう!😊ありがとうございます。

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