Coucou ! ほたです。
最近素晴らしいフランス人歌手に出会ったので紹介します。
それが今年ユーロビジョン音楽コンテスト、ジュニア部門で優勝した Zoé Clauzure(ゾエ・クロジュール)。フランス代表の13歳です。(Wikipediaではゾエ・クロージュルと表記)
ユーロビジョンとは欧州放送連合によって毎年開催される音楽コンテストで、ジュニア部門は10歳から15歳が参加します。
各国代表のアーティストが生放送で歌うのですが、今回参加16ヶ国の中で優勝したゾエは Cœur(ハート)という歌を披露しました。歌の内容も一緒に紹介しますね。
さっそくコンテストの様子をどうぞ。
Cœur(ハート)歌詞の内容
※全訳ではないですがあらかたの内容、私の試訳です。
★歌い出し、サビ
心臓がリズムにのって鼓動する
こんなにも鼓動が早くなる
君に歌うとそうなるの
世界中に見せつけたい
私たちの存在を
歌う時にそう感じるの
世界を見るために立ち上がるのよ
高く上がって、夢を見て、心があふれる
ありきたりね、時計に目をやる
終わってちょうだい、私が見せてあげるから
ずっとまっすぐに夢を見てる
意地でも信じ通したい
そのために私は歌うの
勝利に向かって進むのよ
どんな視線ももう恐れない
失敗を望む奴らがいても
加速してやりなさいよ
静かにこの翼を広げていくから
私たちの為に、本当に
歌う度にそうするから
原文歌詞は載せられなので、こちらの歌詞付きYoutubeか「Zoé Clauzure cœur paroles」をコピペで検索をかければ出てきます。
原文歌詞付き
MVの方はもう少し大人っぽい印象。
公式ミュージック・クリップ
歌詞について
Mon cœur bat en rythme
Il palpite si vite
Quand je chante pour toi-oi-oi-oi
この歌い出しからがっつり心をつかまれました。私の拙い試訳では難しいと思いますが、この躍動感を感じてほしい。
この意志の強いハスキーで色気のある声!本当に13歳でしょうか。
cœur(心・心臓)は battre(打つ)もするし palpiter(脈打つ)こともします。palpiter という動詞は「どきどき、とくとく、ぴくぴく」という擬音語が合うような一定のスピードで動くことを表し、名詞形の palpitation だと「ときめき」も表します。
あと何度か出てくる C’est comme ci comme ça !
これは訳してしまうと「まぁまぁ」とか、シチュエーションによっては「それはこうやって、ああやって!」みたいな指示的発言になるんですが、実際この歌の中ではそこまで意味を持ちません(気になってフランス人に聞きました)
あるいは人の失敗を願うような人たちに屈しないで夢に勝利に向かって進むといった強い意志のある歌なので、「ああしろこうしろと指示してくる奴ら」のセリフとしてる可能性の方がやや強いかも。
注目ポイントとしては終盤の
Nos cœurs battent en rythme
Nos cœurs battent trop vite
Pour toi yeah
と Mon から Nos になるところが特に気持ちがワーッと盛り上がります。
フランス語もシンプルだし、色々と韻を踏む言葉並びも面白いので歌詞によく注目してみてください。
若き歌姫の活躍に期待大です!
A bientôt !
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